こんな方におすすめ
- 介護職からIT企業に転職したリアルな感想が知りたい
- 介護職の業務に疲れて転職を考えている
- ITに興味がある
介護からIT企業へ転職という異色の経歴を持っている私が、実際にIT企業に転職して感じた空気感とか生活の変化・働く人の人間性などリアルな感想をお話ししたいと思います!
私は、今年で7年目のエンジニアになるので、私の話がITの全てではありませんが、7年間で出会った人や経験したことをお話しできたらと思います!
当時の私と同じように、今「介護職の方」や「ITと異業種のお仕事」をしいて、IT企業への転職を検討している人の、参考になればと思います!
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介護職からiT転職をして今現在までの経緯
まずは、私の今現在の経緯についてお話しますね!
福祉系の大学で地域福祉について勉強
卒業後、介護職員として特別養護老人ホームに就職
IT転職を決意しIT企業に入社
3ヶ月のプログラミング研修を受けて銀行システム運用保守として「テスター」として参画
大手出版社の帳票システムの開発要員として参画
別のIT企業へキャリアアップ転職
製薬会社の製薬システムの運用保守&新規開発要員として参画
製薬会社の社内システムの運用保守&保守開発要員として参画 ←今ここ
あんまり詳しいお仕事の内容はお話はできませんが、ざっくりとこんな感じですね。
IT業界と言っても、働く会社の規模によって働き方や扱う案件のレベル感が結構変わってきます。
よくイメージされるIT企業って、自分たちの会社でシステムを作って、自社でお仕事をしたりオフィスカジュアルな格好で知的にゴリゴリプログラミングしているイメージがあると思います。
そのため、ITでの中小企業の多くは「SES」として相手の会社に出向してお仕事をすることが多いですね。
また、IT業界は、基本的にSESを経験しないことはほとんどないと思います。
現在の私は、他社の案件をやりながら、一部自社のプロジェクトに参加していたりして日々お仕事をしています!
完全未経験で始めたIT転職だったので、当時は不安もたくさんありましたが、結論「転職して良かった」と思っています!
当時の体験談についてはこちらの記事で詳しく紹介しています!↓↓↓
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未経験でエンジニア転職は現実的なのか?実際に転職をした私のリアルな体験談をご紹介!
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私が介護職を辞めた理由
一言で言うなら「このままだと潰れるなぁー」と感じたからですね、、、
大学の時から介護の夜勤バイトをしていたので、多分合計で3年くらいはお仕事をしていたと思います。
もちろん、バイトと正社員では責任や仕事内容など重みの違いはありますが、人の「人生」や「命」に関われる尊いお仕事だと思います。
私が当時お仕事をしていた施設は、特別養護老人ホーム(通称:特養)だったので、株式会社が運営する有料老人ホームと違って、お金の問題や家庭の問題・要介護度の問題など様々な問題を抱えている人がお多く集まりやすい施設でした。
当時私が働いていた、施設は決して給料が悪いわけでもなかったと思います。
1年目で、手取りが27万くらい貰えて、ボーナスも年2回あったので金額だけだと悪くないと思います。
代わりに、、、
・夜勤が月5回※欠員が出ると増える可能性あり
・休みは不定休で基本連休なし
・祝日や年末年始は出勤
・遅番で出勤すると帰りは大体タクシー
・残業は承認が必要だが、基本承認が降りない
・割と人間関係はぐちゃぐちゃ
当時の私は、本気で「割に合わない潰れる!!」となっていましたね(笑)
もともと、夜勤で介護のバイトをやっていたので、入社後すぐに夜勤業務をしていましたね、、、
欠員が出たときは、多い時では月8回とか夜勤をやったことがあります。
もちろん正社員なので、夜勤以外の日は日中業務をやってますよ。
最後の方は「自分が幸せじゃないのに、なんで他人の幸せを考えないといけないんだ?」と思考がなっていたので、結構しんどかったのを覚えています。
福祉系の職場にいる人に聞くと、多くの人が「お金じゃなくて気持ちが大切」と話すと思いますが、実際は「気持ちがなければやっていけない」が本質だと私はその時感じました。
もちろん、介護が嫌いになったわけではなく、楽しかった思い出もたくさんあります。
ただ、介護は体を使うお仕事でもあるので、このままだと心も体も壊れてしまうと思って最終的には退職を決意したんですよね。
職場によって様々だと思いますし、当時の私の体験なので「今」は違うのかもしれませんが、私がお仕事していたところはこんな感じでした。
IT企業に転職して感じたメリット・デメリット
実際にIT企業に転職してからも、色々と大変なことはありましたが、介護の時と比べて感じたメリット・デメリットがあったので、紹介します!
メリット | デメリット |
・土日祝日が休みで連休が取りやすい ・在宅でお仕事ができる ・働く時間が常に一定になる |
・人間関係が割とたんぱく ・自分で考えて解決する能力が割と求められる ・SESをやると短期間で現場がコロコロ変わる |
IT企業でも、休日出勤や残業などはありますが、介護と違って土日祝日は基本的にお休みになります。
そのため、GWや夏休み・年末年始などはしっかりと長期連休が取れるので介護から転職すると感動します(笑)
また、介護は早番や遅番などの特殊な時間の中で働くことが多い中、ITは9時〜18時と時間が決まっているので、生活のバランスが取りやすいです。
在宅勤務については、現場や会社の方針しだいではありますが、テレワークを導入している企業も多いです。
私も普段は、在宅でのお仕事しています!
逆にITは、自分で問題を解決する能力が結構必要になるため、わからないことがあった時に単純に聞くだけが正解ではないことが多いです。
また、情報を正確にそして端的にまとめて報告するのが好かれやすく、話が長いと「結論ベースで話して」と言われることも多いですね。
ITは先ほど話したSESとして、客先に出向してお仕事をすることが多く、契約期間が終了するとまた別の現場にSESとして出向することが多いので働く環境がコロコロ変わりやすい特徴があります。
自社開発が盛んな会社やテレワーク案件とかだと、環境が変わりずらく長期案件にアサインされると年単位でお仕事をするので、現場が変わらないことも結構あります。
介護職からIT転職して感じた違い5つ
次に介護職からIT企業に転職して感じた違いについてお話ししていきたいと思います。
特に転職してから感じた違いは下記の5つになります。
転職してから感じた違い5つ
・雰囲気の違い
・人間関係の違い
・生活スタイルの違い
・ストレスの違い
・給料の違い
詳しくお話ししていきますね!
雰囲気の違い
雰囲気というとかなり抽象的ではありますが、実際介護とITでは業界が違うので、結構感じるものがあります。
語弊を恐れずいうのであれば、IT企業で働く人は「冷たい」です。
多分「冷たい」というのも正しくはないと思いますが、介護は業種の特徴かもしれませんが、性格が「おおらか」で「話やすい」人が多印象です。
介護は対人職で且つ相談職としても常に、コミュニケーション能力が必要になるので、気づきや配慮のスキルが高い人が多いと思います。
逆にIT系は、コミュニケーション能力が高い人は割と少ない印象です。
介護と違ってiT職は仕事の期限や業務に追われることも多いです。
もちろん、大変なら周りが助けてくれますが、良くも悪くもそれが仕事や他人からの「評価」になりやすいので、「如何に自分を守るのか」を優先する人が多い印象です。
別に意地悪な人が多いわけではなく、仕事柄「自分の責任をしっかり果たす」人が多いと言った感じですね。
介護は逆に「誰かが必ず助けてくれる」というのがちょっと見え隠れしている人が多いかな?と思います。
どっちが良くてどっちが悪いとかではないのですが、介護上がりの私は当時そのギャップで結構違和感を感じたのを覚えています。
それくらい、福祉野人間は優しい人が多かったと思います。
人間関係の違い
介護が「アットホーム」ならITは「チーム」で仕事をしていいる印象ですね。
現場や職場日中よるとは思いますが、介護に比べてIT職は結構人間関係が「たんぱく」な人が多いと思います。
必要以上の絡みはお互いにしない現場が多いですね。
介護の時とかは、上司の誕生日をみんなで祝ったり休日遊びに行ったりと人間関係が良好だと結構あるあるだったのですが、IT職ではそう言ったことは私は経験ありません。
もちろん働く環境によるのですが、ITは案件が変わると働く人も変わることが多いので最低限の関係構築で終わることも結構多いと思います。
逆に介護は、人間関係の距離感が近い分、1回崩れると結構泥沼化することもありましたね。
パートのおばさまに嫌われると業務に影響が出たり、上司からのセクハラなんかも私の職場ではありましたね。
尊敬していた上司が実は私の友人と不倫していたのは衝撃でした(笑)
介護現場は、大学の研修などで年齢が若い人も結構来るので、黒い問題が発生することもゼロではないんですよね、、、
どの業界でもある話ではあると思いますが、ITの方がまだ距離感は遠いと思います。
生活の違い
IT企業は、基本的に土日祝日休みで長期連休もしっかり取れることが多いので、介護と比べてかなりON・OFFがはっきりしています!
私も最初は、感動しました(笑)
介護時代は、連休なんてほとんどなく、働く時間も「早番」「遅番」などのシフトが決まっていたので、生活リズムは結構崩れていました。
かなり仕事に合わせたライフスタイルを送るので、自分の時間を過ごすよりも「寝て体力を回復する」ことが多かったですね。
今は、休日は出かけたり、こうしてブログを書いたりと自分のために時間を使うこともできているので、かなり生活のリズムは変わったと思います!
仕事のために資格の勉強もしやすいのも、ポイントですね!
ストレスの違い
ストレスに関しては、正直「介護」も「IT」も両方ともそれなりのストレスはあります。
働く以上、楽なお仕事はないと思いますし、自分がそのストレスをどう感じるかなので、どっちが楽かは難しいですね。
ただ、一つ言えることは、今の私は「自分の幸せと他人の幸せを、両方考えることができる」くらいには、心の余裕があります。
介護のときは、それすらない状態だったので、転職して正解だったと思います。
給料の違い
給料については、会社次第なところが大きいかなと思います。
数字だけなら介護も悪くなかったと思いますし、IT転職したての時は手取り「22万」くらいだったので業界的には普通かなと思います。(ボーナスはない会社でしたね)
ただ、ITは資格が結構多く持っていると重宝されるものも多いので、手当が結構つく会社に転職すれば割ともらえます。
また、IT企業はしっかりした会社であれば人事評価に等級やグレードで基本給が上がる仕組みになっているので、勤続年数だけでなく自分の努力が客観的に評価されやすい業界だと思います。
なので、給料は努力次第で割と上げやすい印象を私は持っています。
他にも、キャリアップの転職で給料が上がることも普通にあるので、頑張っていればしっかりと報われると思います。
IT企業は経験年数と実力は比例しない
最後に、この記事を読むあなたに私が伝えたいのは、ITは「経験年数と実力は比例しない」ことを伝えたいです。
ITは、割と実力で自分の評価がガラッと変わる世界でもあります。
もちろん、それ以外の人間性やコミュニケーション能力など必要なことはたくさんありますが、それでも実力があれば引くて数多なのも事実です。
私も転職してから、それなりの時間が経ちましたが、まだまだ勉強不足ですし、できないこともたくさんあります。
ITの分野は常に新しい技術や情報で更新されているので、ベテランエンジニアよりも2年目の人の方が吸収が早いことも結構あります。
さらに、努力していろんな開発を経験すれば「同じ現場」・「同じ作業」をしているベテランよりも、経験豊富な3年目の方が色々できる分優秀なことも割とあります。
転職を考えているあなたも、まだまだ覚醒できるのが、ITという分野だと私は思っています!
まとめ
私は、介護からITに転職したのは、割と早い方ではあったかもしれませんが、30を超えてから未経験でITの分野に来ている人も結構見てきてはいます!
詳しくは下記の記事でも紹介しています↓↓↓
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なので、私と同じように介護職の人や異業種の方でITに興味があるのであれば、転職するのはかなり「あり」だと思います。
今まで、その業界で積み上げたものがあるとは思いますが、ITでもその能力はとても重要なものになります。
介護ではあれば、対人スキルや話を聞く力はとても役に立ちます。
相手の意図を汲み取ったり、求めている行動ができるのは強いですよ!
もちろん、今のお仕事でキャリアを積むのもありだと思いますが、私みたいに「心が潰れそうになる」前に、別の道を探すのも大切だと思います。
是非参考にしていただければと思います!